四柱推命鑑定(19xx年x月xx日 午前x:0x・xx県生まれの女性)

1. 命式の四柱一覧(表)

干支(天干・地支) 通変星(主星) 蔵干 蔵干の通変星 十二運
年柱 丙子(へいし・ね) 劫財(ごうざい) 偏官(七殺)
月柱 癸巳(きし・み) 偏官(七殺) 丙・戊・庚 劫財・食神・正財 帝旺(羊刃)
日柱 丁巳(ひのと・み) 日主(比肩) 丙・戊・庚 劫財・食神・正財 帝旺(羊刃)
時柱 壬寅(じんいん・とら) 正官(せいかん) 甲・丙・戊 正印・劫財・食神

※通変星(十神)…日干(この命式では日柱の天干=丁・陰火)から見た他干との関係性を表す名称。例:丁から見た丙=劫財、丁から見た癸=偏官(七殺)。日柱の天干そのものはご本人=日主(比肩)として扱います。

特殊星一覧

特殊星 該当干支・柱 一般的な意味 この命式での具体的影響
天徳合 年柱(丙子)+月柱(癸巳)の組合せ 凶作用を抑え、物質的な援助や福徳を得やすい星。困難時に助けが現れやすい。 災難を回避しやすく、経済的に行き詰まりにくい。目上や周囲からサポートを受けやすい。血刃・劫殺などの凶意も和らぐ。
血刃 日支・月支に「巳」が重なることで成立 怪我・病気・流血の災厄を招きやすい凶星。事故や手術の暗示。 日柱と月柱に巳があるため、怪我や手術の暗示が強い。健康管理と安全意識で凶意を回避できる。
駅馬 年支「子」+時支「寅」の組合せ 人生に移動・変化が多い。転居・転職・旅行など動くことで開運する星。 転機や移動が多く、行動的な人生。吉星と組み合わさるため、動くことで大きなチャンスを得やすい。
劫殺 年支「子」+命式中の「巳」で成立 執念深く物事をやり遂げる。良く出れば不屈の努力、悪く出れば強引・冷酷。外的災難の暗示もある。 強い集中力と執念で目標達成力は高いが、頑固すぎて人間関係トラブルや災難を招きやすい。倫理観を保つことで成功に結びつく。
孤辰 年支「子」+時支「寅」の組合せ 親兄弟・子供との縁が薄い。孤独を抱えやすいが、専門性や探究心を磨く星。 幼少期から自立心が強く、孤独を感じやすい。集中力を高め独自の才能を育むことができる。人とのつながりを意識してバランスを取ると吉。

特殊星の組み合わせによる全体的な意味


2. 年柱・月柱・日柱・時柱の意味とこの方への影響

年柱(丙子):幼少期の環境と外面的特徴

年柱は生まれた年を表し、幼少期の家庭環境や先祖との縁、社会における基本的性質を示します。ご本人の年柱は「丙子」です。天干の**丙(ひのえ)**は陽の火で、日主・丁(陰の火)から見ると「劫財」。協調や共感を表す一方で競争心や財の奪い合いの暗示もあります。幼少期は同世代に恵まれ、明るく外向的で人前を恐れない性格が育ちやすい配置です。

地支の子(水)の蔵干は=「偏官(七殺)」。厳しさや試練、闘争心を象徴し、早くから競争やプレッシャーに直面して鍛えられる傾向。十二運は丁火に対して**「絶」**で、自力発揮がしづらい環境も示唆しますが、劫財・偏官の作用で克服力が伸び、後の強さの基盤に。

月柱(癸巳):才能・社会運と性格形成

月柱は性格形成や才能、両親との関係、社会的適応力を示す重要な柱。天干**癸(水)**は日主から「偏官(七殺)」。青年期に挑戦的な環境で鍛えられ、闘志とリーダーシップが育ちます。

地支巳(火)の蔵干は丙・戊・庚(劫財・食神・正財)。十二運は**「帝旺」で特殊星羊刃**が付く強勢配置。意思が強く自立心旺盛で、行動力とリーダー性が際立つ一方、頑固や衝動に注意。厳しさ(偏官)と愛情(食神)が同居する家庭的影響のもと、自立心と社交性が育まれた可能性。

日柱(丁巳):本人の本質と人生の核

日干の丁(陰火)はご本人そのもの=日主(比肩)。「灯火」のように内に情熱を秘め、上品さと芯の強さを併せ持つタイプ。地支が月柱と重なる伏吟で、火勢が非常に強い命式。蔵干丙・戊・庚を内包し、自己主張(劫財)と才能(食神)、現実感覚(正財)を自身の内に備える。